の文書「業務内容取り決め書」の特徴

 考え方方:

 文書仕様の開発にあたって一番念頭においたことは、定性性を測る単位の役割ということです。

そのため、下記のことを念頭におきました。

 1. 人の意志決定の基本モデル

 2. 認知の基本モデル

 3. マネジメントの基本モデル

 4. 言語特性(日本語)と思考の関係

 働きという活動を文書にまとめるのに、必ず生じる「書き残し感」や「組織との目線のズレ」を防ぐことも、管理に使う文書とするのに当然念頭におきました。

日本語という言語特性を念頭においていますが、それは他国の言語に比べて複雑だからです。

複雑さの面で日本語より複雑な言語を使用していない国の方々であれば、この文書化の考え方で十分定性管理を行うための単位としての役割には対応できると考えます。

 文書機能の特徴:

 1. 年功という時間軸に相応するほど、長期 に安定した内容であること

 2. 組織の目線に沿った情報であり、かつ 担当者の活動の実態を反映していること

 3. 業務に伴う注意力/観察力の発揮の程度を 観ることができること

 4. ポスト毎に、組織の求める『経験知』が整理 されていること

 5. 新規採用(異動)時のミスマッチを防げ るほど、内容が具体的であること

この5つは、経験序列を行うための文書機能としては、最低限の必須事項です。